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サウナに使われる代表的な木材

木材がサウナの内装として使われる理由

サウナの内装に木材が使われる理由としては、世界中に広まったサウナがフィンランド式サウナであるからです。フィンランドは豊富な森林を有しており、サウナの起源が2000年以上前にさかのぼる中、フィンランド人は丸太を使用してサウナを建設してきました。その建築方法は何世紀にも渡り受け継がれています。しかし、韓国の伝統的なサウナである汗蒸幕では黄土石(ファント)が使用され、トルコのハマムには大理石やか火山岩など、木材以外の素材が用いられました。

サウナの室内環境を理想的に保つためには、温度と湿度の調整が不可欠です。木材は空気中の水分を吸収または放出する性質を持ち、湿度を調整してくれる役割があります。また、サウナで使用される木材は耐熱性の高い木材なため、急激な温度変化を防ぐこともできます。木材は熱伝導率が高いため、高温のサウナ室でも熱くなりにくく、火傷の心配がないという利点もあります。さらに、木材には、リラックス効果をもたらしてくれる香り効果があると考えられており、同時に殺菌や消臭作用も期待でき、衛生面にも役立つすばらさいい素材なのです。

サウナのデザインはサウナの製造会社によって異なります。実用性に焦点を当てたものもあれば、よりデザイン的な魅力を提供してくれるサウナもあります。どのようなサウナを選ぶにせよ、サウナに適した木材を選ぶことが重要です。

 

サウナ用木材に欠かせられない品質とは

市場に出回ってる木材にはいくつかの種類があり、それぞれの木材にその特徴や強みがあります。サウナ用の木材に不可欠な特性を見ていきましょう。

耐カビ性

フィンランド式サウナは乾燥した熱を提供しますが、それでもサウナ室内でのロウリュにより、最大で45%の湿度に達することがあります。そのため、湿度によって発生するカビや他の問題に耐えられることができる木材を選ぶ必要があります。一方、赤外線サウナでは直接体を温めるため、湿度やカビに対する木材の抵抗力はそれほど重要ではありません。

耐水性

前述のように、フィンランド式サウナではロウリュを行い蒸気を発生させます。ロウリュの際に水が壁に飛び散ることや、床にこぼれることがよくあります。さらに、サウナ室内で汗による水分が発生するため、耐水性のある木材を選ぶ必要があります。

耐熱性

言うまでもないことですが、サウナ室内は熱い環境のため、耐熱性が重要です。フィンランド式サウナは温度が最大120℃まで達することがあります。変色や品質の低下なし、長期にわたり高温に耐えられることができる木材を選ぶ必要があります。

耐久性

サウナ室は常に加熱と冷却の激しい温度差に耐える必要があります。したがって、反り、膨張、収縮、または割れない木材が求められます。

抗菌性と抗真菌性

サウナ室内の熱く湿った環境は熱ショックタンパク質の利点を得るためには適していますが、同時に微生物やカビの成長を促進する可能性があります。抗菌及び抗真菌性の特性を持つ木材を選びましょう。

熱くなりにくい木材

木材が熱を吸収しすぎ、サウナ室内で木材を触っても熱くならないことです。適切な木材を選ぶことで、サウナを利用する最中に安全で快適に過ごすことができます。特に針葉樹は熱を吸収しすぎず、熱せられたサウナ室内でも火傷の心配なしで安全に楽しめます。

節なしの木材

節がない木材を選ぶことで、より美観的で高級感のあるサウナを作ることができます。また、ベンチの木材に節があると、肌荒れや火傷の原因になることがあります。

サウナに使われる代表的な木材は以下の木材です。

  •  シダー
  • スプルース
  • ヘムロック
  • パイン(松)
  • ヒノキ

シダー

ウェスタンレッドシダー

ウェスタンレッドシダーはヒノキ科に属する針葉樹で、日本では米杉としても知られています。シダーは過酷な屋外環境に耐えられる高い耐久性をもち、長期間を経てもほとんど腐敗しない特徴を持っています。また、シダーはサウナ室の高温の環境に耐えられ、熱による木材の膨張や収縮が少ない上に、サウナ室内で肌が木材に触れても熱を感じにくい安全性も兼ね備えています。赤みを帯びた色をしており、品質のブレが少ないため、質の悪い木材を選ぶ可能性が少ないのもレッドシダーの利点です。持続可能性も高く、1本の木に対して少なくとも3本の木が植え替えられているため、森林の再生にも大きく貢献しています。1970年以降、北アメリカの森林面積は20%も増加しており、これは林業関係者が数十年にわたり慎重に再植林してきた成果です。
ウェスタンレッドシダーについて:
https://can-sauna.jp/western-red-cedar/

 

イースタンホワイトシダー

イースタンホワイトシダーもレッドシダーの同じようにヒノキ科に属しています。ホワイトシダーもレッドシダーのように耐久性と持続可能性が高く、サウナによく使われている木材です。色は薄茶色もしくは黄褐色から白色をしていて、時間を経て美しいシルバーグレー色に変わることで知られています。

ノルディック・スプルース

スプルースはマツ科の針葉樹で『トウヒ』と呼ばれる一種で、ヨーロッパに原産する木材です。北欧原産ということもあり、北欧産サウナによく使用されている木材です。密度が高く、重く固いため、サウナ室の外壁に適していますが、耐久性があまり高くなく、害虫被害を受けやすい欠点があります。そのため、木材の耐久性を高めるためにサーモウッドという加工作業が行われます。一方で、耐水性に優れており、水に強いという利点もあります。スプルースは白色で、少し黄色がかかった色合いを持つ木材で、針葉樹の中で最も明るい色を持つのが特徴です。

ヘムロック

ヘムロックは柔らかく、木目は粗い、明るい淡黄色を持つ木材です。赤外線サウナなどでよく用いられ、コスパが良いため人気が高い木材の一種です。熱を加えてもあまり反らずに、熱を放出する点でサウナの構築に適しています。木の香りがあまり無く、香りに敏感な方におすすめな木材です。

パイン

マツ科の針葉樹で日本では『マツ』として知られています。手頃な価格が魅了的な樹種ですが、強度や耐久性が低いため、木材が曲がったり、反ったりしやすく、ヤニが出やすいとデメリットがあります。そのため、パイン材のサウナを購入する際には少し注意が必要です。また、耐久性がそれほど高くないので、傷つきやすいという弱点はありますが、一方で、柔らかい肌触りや熱伝導率が低いといったデメリットもあります。

ヒノキ

日本産のサウナでよく使われる木材です。針葉樹の中でも特に水や湿度に強く、熱伝導率が低いため、熱いサウナの環境で肌が木材に触れても安全な木材です。特有の香りが特徴でリラックス効果があるともされています。美しい白い見た目で日本産なため、人気のある木材ですが、香りには好き嫌いがあり、人によっては具合が悪くなるデメリットもあります。

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