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バレルサウナのデメリット総まとめ|導入前に知っておくべき注意点とリスク

近年、アウトドアや宿泊施設での集客ツールとして注目されている「バレルサウナ」。

その独特の見た目や自然との調和が人気の理由です。

しかし、導入を検討している事業者の方にとっては、見た目だけで判断するのは危険です。

バレルサウナには、運用やメンテナンス、空間設計など、事前に把握すべき多くのデメリットが存在します。

本記事では、バレルサウナの導入を考えている法人や事業者の方に向けて、実際の運用で見えてくる構造上・設置面・運用面のリスクを詳しく解説します。

バレルサウナの構造上のデメリット

バレルサウナはその名の通り、樽型の独特な構造が特徴ですが、この形状には機能性の面でいくつかの問題点があります。

特にサウナとしての基本性能に直結する部分に、見過ごせないデメリットが存在します。

バレルサウナの構造上のデメリットは以下の3つです。

  • 熱が不均一になる
  • 断熱材が弱く外気に影響される
  • 自然換気が難しく蒸気・臭気が滞留しやすい

それぞれ詳しく解説します。

熱が不均一になる

バレルサウナは丸みを帯びた構造のため、熱が天井部分に集中しやすく、下部との温度差が生まれがちです。

特に人数が多い場合、空気が滞留し上部と下部断熱材が弱く外気に影響されるため、体感温度が大きく異なり、快適性が損なわれます。

たとえば、上半身は暑いくらい温まるが、足元は冷たいなど、ととのえない環境になってしまいます。

このような温度差の発生はビジネスとしての顧客満足度に直結するため、見逃せないポイントです。

断熱材が弱く外気に影響される

バレルサウナは構造上、厚みのある断熱材を内部にしっかりと組み込むことが難しく、外気温の影響を受けやすいという問題があります。

特に冬場は、熱を逃しやすく、暖まるまでに時間がかかるでしょう。

そのため、運用コストや温度管理の手間が増え、ユーザー体験にも悪影響を与える可能性があります。

高原地帯や寒冷地域では特に注意が必要です。

自然換気が難しく蒸気・臭気が滞留しやすい

樽型の構造では空気の流れがスムーズに循環しにくく、サウナ内部に蒸気や臭気がこもりやすいという欠点があります。

特に、複数人が利用した後は、湿気や汗のにおいが残ることもあります。

こうした蒸気の滞留はは衛生面での印象を悪化させる原因にもなり、頻繁な換気や清掃が欠かせません。

商用利用では、清掃工数や時間の管理も重要な課題となります。

バレルサウナの内部空間に関するデメリット

見た目のデザインがユニークなバレルサウナですが、内部の空間に関しては必ずしも使いやすいとは限りません。

特に快適性やレイアウトの自由度に課題があります。

バレルサウナの内部空間に関するデメリットは以下の3つです。

  • 空間が狭く圧迫感がある
  • リクライニングや横たわりに不向き
  • 内装カスタマイズが難しい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

空間が狭く圧迫感がある

バレルサウナの内径は限られており、丸みを帯びた形状ゆえに壁側の空間が有効活用しにくくなります。

定員数をうたっていても、実際にはその人数が快適に座れるとは限りません。

特に肩幅の広い男性が多いグループや、ヴィヒタを使ったりアウフグースをする場面では、窮屈さを感じやすくなります。

この圧迫感がリピート率に影響することも考えられます。

リクライニングや横たわりに不向き

バレルサウナでは、曲面の壁と床の設計により、ベンチの設置場所が限られてきます。

また、完全に横たわるスペースも限られているため、リラックスした姿勢で長時間過ごすことが難しいという欠点があります。

特に宿泊施設などで「ととのう」体験を提供したい事業者にとっては、大きな障害になるでしょう。

内装カスタマイズが難しい

バレルサウナの内部は曲面で構成されており、一般的なサウナのように棚や照明、スピーカーを自在に取り付けることが難しいという問題があります。

装飾性や機能性を高めたい場合に対応の自由度が低く、演出の幅が限られてしまいます。

オリジナル演出を重視するグランピング施設やリゾートにとっては、カスタマイズ性の低さがマイナス評価につながる可能性もあるでしょう。

バレルサウナの設置や輸送・施工に関するデメリット

サウナの設置に関しても、バレルサウナには特有の注意点があります。

導入コストや設置可能な土地条件をしっかり確認しないと、思わぬ障害が発生する可能性があります。

設置や輸送・施工に関するデメリットは以下の2つです。

  • 平坦な土地が必須条件
  • DIY難易度が高い

それぞれ詳しく解説します。

平坦な土地が必須条件

バレルサウナは安定性を保つために、完全に水平な基礎が求められます。

傾斜地や凹凸のある地形では設置できず、基礎工事に追加費用がかかることもあります。

特に傾斜地では布基礎または独立基礎+レベリング施工が推奨され、追加費用が発生します。

たとえば山間部や自然の起伏を活かした土地では、設置前に整地工事が必要となるため、トータルの初期費用が跳ね上がることも珍しくありません。

DIY難易度が高い

組み立て式のモデルも存在しますが、曲面の木材パネルを精密に組み立てるには専門知識と道具が必要です。

一般的なDIYスキルでは対応が難しく、結果として業者依頼が必要になることも多いです。

コストを抑えて導入しようとした結果、かえって高くついたという事例も少なくありません。

バレルサウナの耐久性・メンテナンスに関するデメリット

木製のバレルサウナは見た目に温もりがありますが、耐久性やメンテナンス面では特有のリスクを抱えています。

長期運用を前提とする事業者にとっては、これらのポイントを見逃すべきではありません。

バレルサウナの耐久性・メンテナンスに関するデメリットは以下の3つです。

  • 木材劣化が早い場合がある
  • 曲面のため塗装や補修に手間がかかる
  • 金属パーツの腐食リスクがある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

木材劣化が早い場合がある

バレルサウナは屋外サウナとして作られているため、比較的強度が高い木材を使用していますが、一般的に木材は湿気・紫外線・温度変化に弱く、適切なメンテナンスを怠ると早期に劣化が始まります。

特に屋外設置では、直射日光や雨風に晒されることによって、数年でひび割れや変色が進行することもあります。

メンテナンスの手間とコストを見積もらずに導入してしまうと、想定よりも早く改修が必要になるケースもあるため注意が必要です。

曲面のため塗装や補修に手間がかかる

バレルサウナの丸みを帯びた外形は美しい反面、塗装や防腐処理を均一に施すのが難しく、補修作業にも時間と労力がかかります。

角ばった構造に比べて、塗料の使用量も増える傾向があります。

曲面にパーツを固定する作業も難しく、DIYでのメンテナンスにも不向きです。

金属パーツの腐食リスクがある

サウナ内部の高湿度と外気の影響により、金属製のボルトや留め具が早期に腐食する可能性があります。

錆びついた金属部品は見た目にも影響し、安全性の面でも問題を生じる恐れがあります。

定期的なチェックと交換が必要となり、その都度手間とコストがかかるでしょう。

バレルサウナの運用面でのデメリット

実際にサウナを運用していく中では、単なる設置や耐久性以上に「利用者との関係」や「施設周辺環境への影響」が重要になってきます。

バレルサウナは、その構造や仕様からくる運用上のデメリットも見逃せません。

運用上のデメリットは以下の2つです。

  • 煙・におい・音による近隣トラブルが発生しやすい
  • 電気式ヒーターとの相性が悪い

それぞれ詳しく解説していきます。

煙・におい・音による近隣トラブルが発生しやすい

バレルサウナは薪ストーブを使用することが多く、その際に発生する煙やにおいが周囲に拡散します。

都市部や住宅密集地では、近隣トラブルの原因になりやすいです。

薪ストーブを用いる場合、市町村長が規制地域を指定しているエリアでは、煙臭の発生源として指導対象になることがあります。

(規制基準)
第四条 都道府県知事は、規制地域について、その自然的、社会的条件を考慮して、必要に応じ当該地域を区分し、特定悪臭物質の種類ごとに次の各号の規制基準を当該各号に掲げるところにより定めなければならない。

引用元:悪臭防止法 第4条

また、利用者の話し声やストーブの燃焼音が外部に漏れやすい構造でもあり、時間帯や利用頻度によっては騒音と捉えられることもあります。

騒音規制法第3条の特定施設に該当すると判断されると、稼働時間帯・音圧レベルに上限が課される例もあります。

(地域の指定)
都道府県知事(市の区域内の地域については、市長。第三項(次条第三項において準用する場合を含む。)及び同条第一項において同じ。)は、住居が集合している地域、病院又は学校の周辺の地域その他の騒音を防止することにより住民の生活環境を保全する必要があると認める地域を、特定工場等において発生する騒音及び特定建設作業に伴つて発生する騒音について規制する地域として指定しなければならない。

引用元:騒音規制法 第3条

観光施設だけでなく、住宅街での設置を検討している場合は特に注意が必要です。

環境省の「令和5年度騒音規制法等施行状況調査」によると、騒音苦情は全国で19,890件、うち『営業・サービス業』由来が1,852件(9.3%)を占めています(2025年2月公表)。

同年度の悪臭苦情も11,735 件報告されており、薪サウナの煙臭は指導対象となり得ます。

電気式ヒーターとの相性が悪い

電気式サウナヒーターは設置が容易で制御もシンプルですが、バレルサウナでは断熱性能の低さや熱の拡散性の悪さにより、電気式では十分に温まらないこともあります。

結果として電気代がかさみやすくなったり、利用者の満足度が下がったりする事例も見られます。

特に電源容量に制限がある山間部や、商用施設の省エネ要件を満たす必要があるケースでは、電気式の選択がかえって不利になる可能性があるでしょう。

バレルサウナの商用・事業用でのデメリット

バレルサウナをビジネス用途で導入する場合、法的な規制や経済合理性といった観点でも注意が必要です。

単なる設備の導入だけではなく、長期的な収益性と運用のしやすさも重要な判断基準となります。

バレルサウナの商用・事業用でのデメリットは以下の2つです。

  • 保健所・消防法の要件を満たしにくい
  • 稼働効率が悪く収益性に欠ける

それぞれ詳しく見ていきましょう。

保健所・消防法の要件を満たしにくい

バレルサウナは公衆浴場法で定義される『公衆浴場』に該当するため、営業には各都道府県の許可申請が必要です。

業として公衆浴場を経営しようとする者は、都道府県知事の許可を受けなければならない。

引用元:公衆浴場法 第2条

また消防法第9条に基づき、市町村火災予防条例でサウナ炉の位置・構造を定めた基準(例:可燃物からの離隔距離、非常停止装置の設置)が適用されます。

かまど、風呂場その他火を使用する設備又はその使用に際し、火災の発生のおそれのある設備の位置、構造及び管理、こんろ、こたつその他火を使用する器具又はその使用に際し、火災の発生のおそれのある器具の取扱いその他火の使用に関し火災の予防のために必要な事項は、政令で定める基準に従い市町村条例でこれを定める。

引用元:消防法 第9条

バレルサウナの構造や仕様は、必ずしも日本国内の建築基準法・消防法・公衆浴場法に対応していない場合があります。

特に木造・可燃材の使用、十分な換気装置の不足といった点で、保健所や消防署から是正指導を受けるケースが見られます。

たとえば、宿泊施設に導入する際に保健所の営業許可が取れなかったり、消防法上の追加設備が必要になったりする場合もあるため、導入前に事前確認が必須です。

稼働効率が悪く収益性に欠ける

バレルサウナは一度に利用できる人数が少なく、回転率が低くなる傾向があります。

しかも加熱時間が長く、空間も狭いため、短時間での多人数対応が難しい構造です。

たとえば温浴施設やキャンプ場などで高頻度な利用を想定している場合、1日の稼働回数に限界があり、投資回収に時間がかかる可能性があります。

設備投資額に対して十分な収益が見込めるかを、導入前にシミュレーションが必要です。

バレルサウナはデメリットが多い!おすすめはカナディアン・サウナ

これまでご紹介してきたように、バレルサウナには数多くのデメリットが存在します。

構造面・運用面・法規制対応・収益性など、商用利用においてクリアすべきハードルが高いことが分かります。

その点で、注目されているのが「カナディアンサウナ」です。

引用元:カナディアンサウナ「ロッキー」

カナダの極寒地で生まれたこのサウナは、日本の事業環境にも適した多くのメリットを持ち合わせています。

以下はその代表的な魅力4つです。

  • 熱効率に優れ、熱が均一に広がる
  • 複数人でも快適に利用できる
  • 高級感があり、宿泊施設やリゾートとも相性が良い
  • 耐久性に優れ、15〜25年の対応年数を誇る

それぞれ紹介していきます。

熱効率に優れ、熱が均一に広がる

カナディアンサウナは断熱性能が高く、設計構造も熱が均一に広がるよう最適化されています。

バレルサウナは厚い断熱材を入れることができませんが、カナディアンサウナは内装と外装の間に厚さ7cmのEPSフォーム断熱材を入れています。

引用元:カナディアンサウナ「ウィスラー」

内部全体がまんべんなく温まるため、座る場所による温度差がほとんどありません。

お客様の満足度も高まりやすく、商用施設でのクレーム対応リスクも低減できます。

冬場でも素早く室内を加温できるため、効率的な運用が可能です。

複数人でも快適に利用できる

カナディアンサウナは空間が広く、屋外サウナ「ウィスラー」なら定員7~8人と、無理なく座れる設計になっており、グループ利用にも適しています。

引用元:カナディアンサウナ「ウィスラー」

座席の配置も工夫されており、快適性と収容力を両立させた作りです。

ファミリーや団体客が利用する施設では、バレルサウナに比べて回転率や滞在時間の満足度が格段に向上します。

高級感があり、宿泊施設やリゾートとも相性が良い

カナディアンサウナは外観や内装に上質な木材を使用し、デザインにも洗練された印象があります。

黒い金属製の外装や前面のガラスなど、モダンな雰囲気です。

引用元:カナディアンサウナ「ビクトリア」

グランピング施設や高級旅館、リゾートホテルなど、非日常の体験を提供したい施設にも違和感なくマッチします。

単なる設備ではなく、空間価値を高める演出装置としても活用できる点は、大きな差別化要素です。

耐久性に優れ、15〜25年の対応年数を誇る

カナディアンサウナは北米の厳しい自然環境にも耐えうる高耐久設計で、適切なメンテナンスを行えば15〜25年の使用にも耐えられます。

引用元:カナディアンサウナ「オーロラ」

メンテナンス性も良く、運用コストの予測もしやすいため、長期的に安心して使えるのが魅力です。

短期的な初期費用よりも、総合的なランニングコストで見たときに、大きな差が出るポイントとなります。

カナディアンサウナならバレルサウナにない魅力を提供できる!

事業用にサウナ導入を考えている方にとって、外観やコストだけではなく「長期的な満足度」「法令対応のしやすさ」「収益性の高さ」まで視野に入れることが重要です。

バレルサウナには独特の魅力もありますが、上記で紹介したとおり、構造や運用面で多くの課題を抱えているのが実情です。

その点、カナディアンサウナは耐久性・快適性・法令対応・高級感と、バランスよく優れた性能を備えています。

宿泊業・温浴施設・アウトドア事業など、さまざまな業態にフィットしやすいカナディアンサウナは、現実的で安心なサウナ導入の選択肢といえるでしょう。

バレルサウナの検討段階で一度比較し、ぜひ導入をご検討ください。

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